農家のエゴに付き合ってられるか

NHKでもやってたし、俺の卒論のテーマでもある日本農業。
おい。
農家。
農家(農業に従事する一家のこと)というのは、人口の約5%。
日本の食糧自給率は39%。
日本の飼料自給率は約33%
北海道では、昨年牛乳があまった。牛乳は生産計画というものがあり、それに沿って生産されるわけだが、その生産計画を作るのは、農協だ。
牛乳を大量に余らせた責任を農協は取ったのだろうか。もしくは取ることができるのだろうか。
金を払っても、結局その金は農家から出たものだ。全農やホクレンの理事長を解任させると言っても、理事長というのは単位農協の組合長。結局理事長も農家なのだ。
おい。
よく考えると、「日本農業の危機」というのは、実は「日本農家の危機」なだけじゃないのか?
農家は日本農業という錦の御旗を掲げて、自分達の保身をしようとしてるとしか思えない。
農家は、集落営農というものを組織することができる。これは、近所の農家と共同で農地を切盛りして、経営を効率化させようというものなのだが、上手くいっていないのが現状のようだ。(取り組みについては素晴らしいと思う)
その理由は、個別農家のワンマン経営がある。諸悪の根源の大きな一つ。
今の農家は、農業をする能力はあるとしても、経営する能力はまったくない。
農家の借入の内訳で一番多いのは、農機具の購入。
身の丈に合わない借入をしておきながら、そのシワ寄せを国や消費者に押し付けようなんて、ふざけんじゃないよ。
オーストラリアと日本の農地面積は300倍以上差があるのだが、それにしては日本の農業の機械化は激しい。農業従事者1000人に対して約700台のトラクターが使われている日本。1000人というところにトリックがあるのだが、農家という括りには、父親、母親、子供まで含まれる。そう考えると、1人に1台以上トラクターを所有してることになる。
おい。そんなに使うのか。大した広くも無い面積耕すのに、何台もトラクター使うのか。
集落営農は、個別農家の利害が衝突しすぎて上手くいっていないのだ。(社長も中間管理職の居ない組織)
こんな馬鹿みたいな経営をしてる農家を助ける義理は、日本国民にはない。
もう一つの諸悪の根源は、農協の無能さ。
まぁ、これ以上はめんどくさいので、ブログには書かないが、本来の日本農業は危機であることは本当。本来の危機ではなく、農家の保身で真実から目を逸らせている農家・農協・メディアが非常に胡散臭く感じるだけ。