都市と地方

田中内閣以来、地方経済は公共事業によって潤ってきたことは皆わかっているだろう。
しかし、現在は財政赤字や行政のムダをなくすために地方への公共投資を半分近くにまで減らしている。
この現状に対して、NHKのインタビューに答えていた地方の市長や町長、建設会社の社長、さらに金をばら撒いていた議員の2世は、「弱いものいじめだ!」「地方を捨てて都市に住めというのか!」と文句を言っていた。
俺は、この30〜40年間ぬるま湯に浸かりすぎただけだろと言いたい。何の観光資源も育成せず、国の金で交通量の定かではない道路を作ったり公共施設を作って一時的な金を生んでもらっていた方がおかしいんだ。
今更、自分たちは弱いんだと主張しても遅い。何も努力しなかったのは地方の方だからだ。
観光や企業誘致に10年も20年も前から対策を打っておけば何の問題もない。
都市に住む人たちの金で暮らしていきたいなんていっても誰も納得しない。
道州制の話は、国が持っていた権限は委譲するが補助金は出さないというものだが、果たして地方自治体にどれだけの自治力があるのだろうか・・・。かなりの指導力がなければ、元も子もない。上手くいけばいいんだが。