世界と日本

日本という国を世界の国々と比較すると、結構特殊だということがわかる。
まず、何があろうとも戦争には行かないということ。(侵略行為をされても、敵地に対して攻撃することはできない。)
次に、経済・技術規模としても大きな先進国にも関らず、国際的に発言権がない。とりわけ国際連合常任理事国になれないのは、先進国のなかで核武装していないからという理由以外にない。(現在は)
次に、極東アジアの中で「中華思想」ではない国は日本だけだ。(中国・韓国)は中華思想を持った民族といえる。この理由は、歴史的に他の大国から侵略されたことの無い国(日本)で、中華民族との接触鎖国によって皆無(出島での貿易程度)だったためだ。
次に、経済援助の額がとてつもない国である。
まぁこれ以外にも国民性的に他国と違うところは沢山あるが、事実を書くとこんな感じかな。
中国や韓国という国の歴史を見れば分かるが、領土をめぐる戦争が絶えず起こっている。
日本は国内の紛争はあるものの、海に囲まれているため、それ以上のことはない。(秀吉が朝鮮半島出兵したのは別。逆に元寇も別。)
1945年8月以来、日本という国は特殊な国になったと言える。
アメリカの属国と言われるが、軍事・防衛の分野ではそう見える。しかし、経済・技術の面でアメリカと対等もしくはそれ以上の面がいくつもある。必ずしもすべてがアメリカの言いなりというのは、あまりに幼稚なのではないかと思う。
もし軍事面中心に属国ならば、韓国は完全に属国だ。あの国は朝鮮戦争で国連軍(アメリカ軍)に助けられ、その後もアメリカ軍の基地を配置し続けている。さらに98年の経済危機では、IMFに援助を要請している。(日本とアメリカが後押しした。)
中国は言わなくてもいいだろう。
結論として、日本は政治だけを見ると極東アジアとは交われる文化を持っていないが、もっと視野を広げてみると、友好国は沢山ある。
中国や韓国との外交で最近話題だが、文化・民族的に当然の結果で、融和なんてことはありえないということだ。