民主党を好きになれない

まぁ自民党がいいとは思わないのだが、民主党もかなり胡散臭いのだ。
まず、農業政策については、「戸別所得補償制度」だ。
これは、市場価格と生産費の差額を国が補助するというものなのだが、こんなもんふざけてる。
完全な社会主義的発想。
市場価格と生産費の差額を補助するなんて、そんなことしたら何でもアリじゃまいか!!!
経営努力は必要ありませんっ!!って言ってるようなもんだろ!
世間ではサブプライムだなんだと騒いでいる昨今。
今日の日経平均は700円以上下げた訳だが、世界の各株式市場で東京市場だけが著しく落ち込んでるのは、アメリカへの輸出企業が多いからだ。中国と比較すると、日本はアメリカへの輸出依存度が高い。だから中国よりも下げ幅が大きい。納得できる話だ。
製造業をみると、毎年かなりの件数倒産している。だけど民主党は製造業へは厚い保護をしようとはしない。むしろこの点は、法人税を下げようとしてる自民党の方が救済しているのかもしれない。(これはバランスの話で、どっちがいいとかの問題ではないのだが)
前回の選挙で、あんな制度を提案する民主党の腹の内は何だったのか。それは「票」だけではないのかと。
地方票を得るために、あんなふざけた制度を提案したとしか思えない。
自立できない地方は国が保護します!って言ってるのと同じ。
次に、民主党の原口議員が言っていたのだが、無駄遣いは「地方分権」をしたら無くなるようなことをテレビで言っていた点。
市町村、都道府県、国、に大きく分けるとすると、一番ガバナンスがはっきりしていないのは都道府県じゃないかと思う。
国は、とりあえず上げ足を取りたがるメディアに、一応監視されているし、市町村は一定のコミュニティだから変な箱物を建てたらすぐ分かる。
しかし都道府県単位となると、不透明になる。ローカルメディアは、そんなことを報道するわけもなく、都道府県民がそこまで目を向けるとも思えない。
そんな都道府県、もしくは道州に対して金と権限を渡せなんて、あまりにも馬鹿げている。
まず地方分権ありきの論調に危険な感じを持つ。
まずはガバナンスをどうにかするところからでしょう。
その上で地方分権なら話は分かる。
他にもいろいろ胡散臭い議論はあるのだが、今日の研究室で俺が言った内容はこんな感じ。
先生は小沢氏が嫌いなようで、「国民をナメてる!」と怒っていた。
だけど、政権交代の危機感は自民党に持たせたいから民主党に入れざるを得ないとも言っていて、なかなか難しいらしい。
何で政治の話になったかというと、次期日銀総裁の話からだった。
まぁその話は、わかりきってる構造なのでここでは書かない。