二流国家ニッポン

最近よくこう思う。
近頃というか、大分前から本質的な日本の独立というものを唱える人がいるが、そういう人が太平洋戦争を起こしたんだなと。
この現象は、右左同じだ。
で、歴史的に二流国家だということを証明する。
卑弥呼の時代から、日本(このころは大和?)という国は、大国に証明されて存在した。
明治維新以降の日本で特徴的なのが次だ。
日清戦争・一次大戦については、ほとんど参加しなかったにも関らず多額の賠償金を貰う。それをロンドンで決済したもんだから、イギリスと同盟関係になれた。ここを日本人は忘れている。当時の超大国イギリスと極東の小さな国が肩を並べられるわけが無いのに。
現在のアメリ服従に似てないか?
日英同盟が成立していた頃の日本は、少なくとも平和だったと言っていいだろう。
そして、日露戦争
バルチック艦隊に勝ったのは、確かにすごいことだと思う。
しかし、日露戦争というものは、海戦ばかりではない。陸上戦ではどうだったか。大敗してたじゃないか?
どれだけの兵力が失われたと思ってるんだ。
それに、極東に兵力を裂きたくなかった当時のロシア皇帝が、わざわざやめさせただけの話であって、日本がロシアに勝ったなんてアフォみたいな話だ。
そんなことは小説だけにしていただきたい。
ナチスが台頭してきて、どアフォな日本政府は三国同盟を結んで日英同盟を破棄する。
それで世界大戦になっていくんじゃないか。
少なくとも、大国にすがっているときだけ日本は平和なんだ。
歴史が証明している。
で。
俺も、別に好き好んでどこかの国にへつらいたくはない。独立したければ、それなりのインテリジェンスを備えなければならない。
つまり、自分で考えられる頭がなければいけないということ。
・・・まぁそういうことだ。
頑張っていこうじゃないか。
※名無しさんからの指摘で下記に訂正する。
日英同盟を破棄して三国同盟を結ぶ。』
吉田茂が外務官僚時代の動向・考え方を見ると、外務省・陸軍内で、ドイツとの条約締結を望む動きがあったようだ。(むしろ、日英同盟反対論の方が正確かもしれない。イギリス側からもあったようだが)
そう考えると、1909〜1912年(吉田茂がロンドン勤務だった頃)の間に日英同盟の破棄論(別に一方的にということではないが)の原因がナチスの台頭というのも、日本側の一学説としては信憑性があるんじゃないかと。
この頃のナチスは、そんなに大きな党ではなかったと思うが、蒋介石支持のアメリカに対抗するためにドイツを選んだようだ。結局、1936年までズルズルそういう格好になって、いよいよナチスが一大勢力になったところで日独防共協定を結んだようだ。
吉田茂の動向から考えたのは、白洲次郎氏の研究をしている途中でそういう話が出てきたから)