新聞記事

ニートについて書いてあった。
ただのニートについての記事なら読まなかったが、学歴と絡んでいたから読んでみた。
 
ニートは、低学歴者(中卒・高校中退)に多いとのことだ。(統計????)
なぜ低学歴が多いかというと就職先がないのと、企業の正社員からアルバイトへと人員の重点を変えてきているかららしい。
たしかに収入がないと親に頼るしかないかもしれない・・・。
 
まぁしかし、事情がないかぎり高校は卒業しているのが現代の日本だ。そもそも進学意欲や学ぶ意欲がないということは現代の日本では通用しないということだろうと思う。
 
この記事は「学歴」という視点から見ているが、それは当たり前だと思う。大学や大学院まで行ってニートになったら何のために学んだのかわからない。この記事の問題点は、さも低学歴者がニートであるというように書いていることだ。学歴がなくとも日本の最重要の産業(中小・零細企業)を担っている職人は学歴よりも経験を必要とされている。この「学歴」という視点で見るなら、産業の人材構造も見るべきだ。そうでなければ、学歴はないがすばらしい働きをしている人々が差別の対象に成りかねないからだ。
 
そもそも「これがしたい」という意思が明確でなくとも大学に入学するひとは多い。結局大学卒業時まで「これがしたい」という意思がない人もいなくは無いだろう。そのような人たちはニートになるしかないのだろうか?何かしたいことを探している人はニートの定義に入るのだろうか?微妙なせんである。この例でいえば、別に社会から逃げてるわけでもなく、「なにもしたくない」と考えているわけでもない。ゆえにこれはニートではない。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/edu/news/m20050623k0000m040074000c.html

                                                                                                                                        • -

次の記事だが、就職活動5人に1人は「負け組」と感じるという記事だ。
昼間この記事を見たときは逆の表現だったのだが・・・。
 
ここで言う「勝ち組」「負け組」なんていうものは、個人個人の意識であって実際の「負け」と確定したわけではない。
そもそも第一希望の企業にすんなり入れるなんて稀なのではないだろうか。
第二、第三、それ以下だったとしても、それは個人の意識であって、その後その人は勝ち組と思うかもしれない。
 
こんな記事は不安をあおっているようにしか思えない。馬鹿馬鹿しいにもほどがある。
昼と夜で表現が違うなんて、報道として間違っている。
 
日本のマスコミというのは悲観論しかいえないのか?報道ステーションとかこの記事の元の新聞社とか。
あほらしい。許せないな。ホント
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/m20050623k0000m040019000c.html